一汁一菜の器プロジェクトのご紹介です。
http://www.kyoto-art.ac.jp/t/utsuwa/
先日、このプロジェクトを主導されている
京都造形芸術大学の松井先生にお逢いする機会がありました。
活動のお話を直接お聞きしたのですが、そのお考えにとっても共感&感動しました。
この活動は、東日本大震災で被災した皆さんが食器も無くカップラーメンの空き容器でご飯を食べていることを知り、大学の生徒や信楽焼の職人達が手作りのどんぶりを届けることからはじめたそうです。
食器を届ける活動を続けられているうちに気がついたのは、既製品の綺麗な食器よりもどこか手作り感のある自分たちの食器から在庫がなくなっていくのだということ。
皆さん、手作りのぬくもり感のようなものを感じ取ってくださっているのだと、先生は解釈したそうです。
また、食事は通常一つの皿ではなく、品数やバランスをを考えてありがたくいただくもの。
そこで、七寸皿・飯椀・汁椀・湯呑をセットにした一汁一菜の器セットとして贈ることで温もり溢れる食卓を囲んで頂けるという言う思いがあったそうです。なんて素晴らしい…。。
活動の一環として食文化の再構築をテーマに展覧会を開催したりもしていて、ぜひぜひ皆さんに広く知っていただきたいプロジェクトです。
3月23日まで梅田の大阪フコク生命ビル地下2階
フコク生命の森アトリウムにて展示会が開催されています。
大阪駅から地下を通ってすぐですのでお近くまで行かれる方はぜひご覧になってみてくださいね。
http://gakusha.jp/information/detail/index.php?id=83
管理栄養士 大野尚子
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