2011年11月17日木曜日

70億人の中の私たち

おはようございます。栄養チームもっきーです。
また久しく更新ができずにおりました。。

すっかり寒くなっておりますが皆様、風邪等ひかれておりませんでしょうか?


さて、昨日の読売新聞子供のニュースウィークリーで
ぜひお子さんに読んでもらいたい記事が。
(もちろん大人のみなさんも!)


見出しをもうちょっとわかりやすいものにしてほしかったですが、
世界の人口と飢餓や少子高齢化についての話です。

こんな風にぐるっと世界の人口から見たつながりを理解するって大切ですよね。
その中の一人としてできることを自ずと考えるようになると思います。

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世界の人口70億人


イラスト・スパイスコミニケーションズ(たの。)
「世界の人口じんこうが70億人おくにんになりました」。国連が先月31日、そう発表はっぴょうしました。この日に生まれた赤ちゃん全員ぜんいんが国連によって「70億人目」とみとめられ、国連人口基金東京事務所こくれんじんこうききんとうきょうじむしょは日本国内で生まれた赤ちゃんに認定証にんていしょうおくっています。

1900年代から急増

世界の人口は、1900年代からきゅうえました。それまでの人口を見ると、1804年は10億人で、20億人になるまでに100年以上いじょうかかりました。しかし1959年以降は12~15年で10億人増えるペースになりました。このペースは今後はちていきますが、これから72年後の2083年には、世界の人口が100億人になると予想よそうされています。
人口がはやいペースで増えているのは、アジアやアフリカなどの国々で、毎年たくさんの赤ちゃんが生まれるからです。生まれてもない赤ちゃんは病気びょうきにかかりやすいので、昔は、1さい誕生日たんじょうびむかえる前にんでしまうことも多くありました。しかし最近さいきんでは予防注射よぼうちゅうしゃが受けられるようになったり、清潔せいけついえらせるようになったり、十分な栄養えいようが取れるようになったりして、赤ちゃんの死亡率しぼうりつったのです。
食べ物が足りない このように人口が増えていることは、世界中の人たちが、医療いりょう生活せいかつしつを高めようと努力どりょくしてきた成果せいかで、とてもすばらしいことです。しかしその一方で、人口が急に増えたことによって、新たな問題もんだいしょうじています。
第一に、これからも人口が増えつづけた場合ばあいかぎられた地球ちきゅうの中で、その人たちが生活するのに必要ひつような食べ物やエネルギーをどうやって確保かくほするか、という問題があります。
アジアやアフリカなどの「発展途上国はってんとじょうこく」とばれる国々では、現在げんざい毎年まいとし9億人もの人がえに苦しんでいます。しかしいねむぎなどの穀物こくもつ栽培さいばいできる土地とちはほとんど使いたされているので、穀物の収穫量しゅうかくりょうを増やすには、今の田畑たはたの中でより多くの稲や麦を育てられる技術ぎじゅつ向上こうじょうさせなければなりません。
ほかにも心配しんぱいがあります。最近は石油せきゆやガスの代わりにトウモロコシやサトウキビなどを使って燃料ねんりょうをつくる研究けんきゅうが進みました。そのため、穀物が燃料にどんどん使われてしまい、食料不足しょくりょうぶそくがいっそう進むおそれがあるのです。

少子高齢化に直面

第二に、日本のような先進国せんしんこく直面ちょくめんしている「少子高齢化しょうしこうれいか」の問題があります。
少子高齢化は、生まれてくる赤ちゃんの数が減る一方でお年寄としよりが多くなることです。
日本では、1人の女性が一生のうちにむ子供の数は1・39人です。2人より少ないと人口は減ってしまいます。その一方で、日本人の平均寿命へいきんじゅみょうは長くなっていて、今では4人に1人が65歳以上です。少子高齢化が進むと、お年寄りをささえる若い世代せだいが少なくなり、ものをつくり出したり、だれかのためにはたらいたりする人が減って、日本の経済力けいざいりょくよわくなってしまいます。
発展途上国の人口増加ぞうかと、先進国の少子高齢化。これからの世界は、この二つの問題を一緒いっしょ解決かいけつしていく必要がありそうです。
(2011年11月15日  読売新聞)


医療・生活 高めた成果

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/children/weekly/20111112-OYT8T00408.htm

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