2012年6月13日水曜日

VOGUE発!女性のボディイメージに変革の時がくる?!

肥満のお話もその3まで進みましたが、ここら辺で箸休めとしましょう。
今日は女性の皆さんに声を大にしてお伝えしたい内容です。

先月5/27の朝日新聞「天声人声」からキャッチしたVOGUEの
”THE HEALTH INITIATIVE"

                     



世界各国で『VOGUE(ヴォーグ)』を発行する

コンデナスト・パブリケーションズ社(本社・ニューヨーク)は、

5月3日、各国編集長19人の共同声明「ザ・ヘルス・イニシアティブ」を発表しました。

「美と健康とは不可分のものである」という信念のもと、

不健康なほどに痩せたモデルを見た読者が無理な

ダイエットをしたり、また、精神的にも身体的にも未成熟な
若いモデルの姿を「理想のボディ」と読者が誤解することが
ないように、ヴォーグは今後、摂食障害を抱えたモデルや
16歳未満のモデルを起用しないことを決めました。
誌面において健康的なボディ・イメージを促進するほか、
ファッションショウのバックステージや撮影の現場などでの
モデルの食環境などに関しても支援します。
引用:http://www.zaikei.co.jp/releases/45075/


TFT管理栄養士の私もこのプロジェクトには拍手をしたいですね〜
なぜかというと2010年(H22年)の国民健康栄養調査の記事が出た時に
こんなエントリーを残していました。
2012.2.1

以下、エントリ内容より。
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今年は所得の話も入って注目ひいてますが、
それより20代女子の
状況がどうにも心配な感じ。
やせている人(BMI18.5以下)の割合は29%とこれまでで

一番高く、野菜の摂取量は218.7gと成人の年代別で一番少な
い。
「女子だもの、お野菜食べてます!」なんてのは妄想?
朝食もあい
変わらず30%近く食べてない。
それで食事の脂肪エネルギー比率
は28.9%。30%以上の人の割合は44.8%って、
どの年代
よりも高いです。
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そう。そうだったの。
やせてるのに、食事のバランスが明らかにおかしかったのよ。
私たち、日本女子。

管理栄養士として若い世代の子に「便秘で…」という相談を受けますが、
食事内容を聞いた私の心の声が(そもそも食べてないデスケド…!!)なことがなんと多いことか!!もちろん、こういう場合は1日3回の食事の大切さを伝えます。
これについては時間栄養学のお話でも述べたところです。

しっかり食べての健康的なボディ。
そしてママになる身体です。
妊婦さんの過度の痩身傾向から小さく生まれてしまった赤ちゃんが、
メタボリックシンドロームになりやすいことはあまり知られていません。
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-06-002.html

未来の肥満を防ぐためにも、健康的で美しいボディイメージが世界に、そして日本に浸透していくことを願ってやみません。

【管理栄養士 大野尚子】

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