2011年4月27日水曜日

野菜と仲良くなる道具

このところ、BAMIX サクラの お話が続いたので、一休みしましょう。

新じゃが芋の季節ですね。

新じゃがの薄い皮。気にしない人(私含む)、
むしろ皮ごとが嬉しい人(私含む)は、さておいて、
包丁で剥くのは大変だし、特に新じゃがなんかは、だいぶ無駄が出ますよね。

#  しかも、一説によると、日本の家庭の生ごみには「過剰除去」と 言われる、
#「食べられるところまで無駄に捨てている」部分が少なくないそうです。
#(参考)
# 環境省: 食品ごみの量は料理を作る人の心がけ次第 http://bit.ly/fKW28N
# 食料問題を考えるとき、意識しなければならない日常の一部ですね。

さて、しかし、だからといって、料亭の小僧さ んのように、
包丁を使わず、湿らせた日本手ぬぐいで延々とこすり落とすというのは…
マゾヒスティックに憧れもしますが(私だけですね)
ふつう、ムリ!!どだい、ムリです!

そこで活躍する道具をご紹介。

まずはこの剥きたて新ジャガのツルッツルの桃尻、
いや、イモ尻の、この輝きをご覧下さいませ。


これ実は「ジンジャーピーラー」
もともとは、ショウガの皮を綺麗にこそげる為のグッズな のですが、
こういう新ジャガや里芋の皮むきにもピッタリです。



流しの上でシュッシュッと、この絶妙なスチールのヘラ部分を滑らせると、
ものの見事に紙のように、薄い皮だけがこそげ落とされていきます。
なんだかジャガイモを磨きあげているような、楽しい気もちになる道具。
しかも ゴミもほとんど出なかった!

これはOXO(オクソ)という会社の商品。
名前をご覧になったことがある 方もいらっしゃるでしょう。

創業者が、自分の手の不自由な妻に楽にリンゴの皮がむける道具を作ってあげたいと、
試作に試作を重ねて世に出したピーラー(皮むき器)の販売から始まったという
大変ユニークな会社です。

「手」 と「道具」のつながりを、あらゆる角度で見つめ直し、
当たり前の道具を全く新しいアプローチで使いやすくする、
そんなものづくりが得意なこの会社。

このOXO本社には、手の形と使いやすさは人の数だけ違うということを、
常に忘れないようにと、無数の数とデザインの「手袋」たちが、
広い会社の壁全面に飾られているそうです。素敵ですね。

だんだんTFTと関係なくなってきました。
TFT@HOMEに戻りましょう。

料理を「作業」ではなく、ちょっとした 「遊び」の楽しさと、
道具にまつわるストーリーという「夢」もくれる、
こんな道具があれば、野菜の下ごしらえも気分があがりますね。

…ところで、およそこの世の中に、ジャ ガイモが嫌いな人っているんでしょうか…
ジャガイモを料理するときふと、ジャガイモ嫌いな人の存在について、
黙々と考えてい ることがあります。余談です。

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